第69回 大江戸散歩の会

これがホントの浅草散歩

「寺町浅草・・・中世は姫ガ池だった

平成30年12月開催
 
≪散歩道のご案内≫ 

中世の浅草は下図のように古東京湾の潮水と暴れ川「利根川」の濁流が入り交じる「洗足池」や「姫ガ池」【下図参照】などと呼ばれた湿地帯でした。今年のラスト散歩は、あのタモリも未だ触れていない埋立地浅草(姫ガ池)の東の京都とも言うべき寺町浅草を歩き尽くします。
 徳川家康は江戸入府後直ちに利根川の東遷事業と合わせて江戸下町の埋め立てを急ぎました。現在の浅草はこの埋め立て事業で市街地になりました、
 その目的は、江戸城外堀の拡張工事と下町の埋立事業を同時に進めることでした。そのため、江戸城局沢や神田山(現:駿河台)にあった数多くの寺社を郊外の浅草に移転させるためで、元禄期の谷中寺町開発へと続く約400寺以上の関東最大の寺町へと発展していきました。
 誰も振り向くこともない僻地の「お江戸」を見事に首都にした徳川家康の慧眼と実行力は素晴らしいの一言ですね。その象徴が寺町浅草なのです。華やかな歴史にの「金龍山浅草寺」の陰に隠れて、上野台地と浅草寺の間の移転寺町の歴史は殆ど知られていません。
 寺町浅草には、江戸城周辺の寺社移転に伴い江戸時代に大活躍した数多くの芸術家、政治家、学者などが綺羅星のごとく眠っています。
その貴重な寺町も近代化の波にさらされて、昔日の栄華も日々失われつつあります。是非、この散歩を通して「古き良き時代の浅草」を皆さんの記憶の底に残してください。

≪開催日・集合時間など≫ 

◆開催月日・・・月3回開催します。都合の良い日を選択して申込みください。

1回目開催日=12月 9日(日) 定員18人 最低参加人8人

2回め開催日=12月16日(日) 定員18人 最低参加人8人

3回目開催日=12月23日(日) 定員18人 最低参加人8人

◆参加費=1,900円(資料代+ガイド料+諸運営経費)

◆集合場所等=東京メトロ銀座線「田原町駅」1番出口を出た路上 午前1020分出発 

◆解散=午後頃 浅草駅(東京メトロ銀座線・東武伊勢崎線)

◆ランチ=日本蕎麦「大自然」予約

◆注意=午前中はトイレの難所地域です。駅で必ず済ませてください。

◆緊急連絡=080-9712-1733(管理人:伊藤まで)

≪コースの順路≫

東京メトロ銀座線「田原町駅」→本法寺(熊谷稲荷・はなし塚)→桃林寺(徳川家康長女亀姫ゆかり)→龍宝寺(鯉寺)→孫三稲荷(徳川家康ゆかり)→誓教寺(葛飾北斎ゆかり)→長遠寺(江戸三大始祖)→妙教寺(銅鐘)→唯念寺(月光院の実家)→下谷神社(寄席発祥の地)→永昌寺(講道館発祥の地)→報恩寺(まな板開き)→法善寺(斎藤月岑ゆかり)→源空寺(伊能忠敬・間宮林蔵・幡随院長兵衛ゆかり)→妙音寺(江戸十大始祖)→【ランチタイム(蕎麦・大自然)】→秋葉神社→曹源寺(かっぱ寺)→海禅寺(梅田雲浜ゆかり)→矢先稲荷神社(三十三間堂跡)→正定寺(剣豪:島田寅之助ゆかり)→聖徳寺(玉川兄弟ゆかり)→祝言寺(太田道灌ゆかり)→東本願寺→かっぱ橋道具街通り→金龍山浅草寺(納詣・解散)→東京メトロ銀座線・都営地下鉄「浅草駅駅」へ。

http://s-iijima.sakura.ne.jp/asa_500izen3.jpg
 3世紀~7世紀頃の「姫が池と洗足池」。古東京湾の潮と暴れ川「利根川の濁流が流入し、池や湿地帯であることがわかります。今回の散歩は「姫が池」を歩きます。浅草寺(浅草観音)の部分は古くから陸地であることも分かります。この地は、江戸初期に徳川家康が埋め立てて現在は安心して歩けますのでご心配は無用です(笑)。

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