第113回 大江戸散歩の会 令和6年2月開催 ブラタモリ追跡散歩「東京スカイツリー+梅花見」 「向島百花園~鳩の街商店街~東京スカイツリー~亀戸天神」 |
《散歩道のご案内》 今回は2022年10月にブラタモリで放映され話題となった「東京スカイツリーはなぜ押上に立地したか」を追跡しながら下町の亀戸天神などで梅鑑賞を楽しみます。 鎌倉時代以前、今回歩く墨田区の中央地域を関東最大の河川「利根川の本流」が隅田川と合流し、寺島と牛島の2つの浮島の間を流路とし、東京スカイツリーあたりで北十間川(古代は東京湾の海岸線)に流れ込んでいました。川幅は訳400mの大河でした。(下1図参照) 今回の散歩道の「東向島駅(旧玉の井駅)」北側の「玉ノ井いろは通」沿いには、大正時代、浅草観音堂裏にあった銘酒屋(飲食店+売春宿)が言問通り開通工事の影響で、この地(墨田区寺島)へ移ってきたのが始まりといわれ、永井荷風の濹東綺譚の舞台となった私娼街「玉の井」があった。戦災により街全体を焼失した。ちなみに「玉の井」は、この地を支配した代官の愛妾の名に由来する地名だといわれる。 次に江戸野菜「茄子」の名産地であった寺島の「向島百花園」で梅を鑑賞します。文化文政の頃には江戸の名庭園になり文化人や江戸市民の憩いの場として賑わいを見せました。 太平洋戦争末期に、東京大空襲で「玉の井」の店を焼け出された銘酒屋等が、同じ寺島でも浅草により近い場所に移り、米軍兵士や日本人相手の特殊飲食店街(赤線)として賑わった「鳩の街」があり、東京から消えつつある下町特有の味わいのある町並みを見せています。 そして、開業11年目を迎えるお馴染みの「東京スカイツリー」、江戸の梅の名所として賑わった「亀戸天神」など、アンバランスとも言えるレトロな墨田区の雰囲気が、若者に人気を集め、「川の手散歩」として静かなブームにもなっています。寒さに負けず元気に歩きましょう。 《開催日・集合場所など》 ◆参加費=1人1,900円 初参加者=500円 *向島百花園入園料(自己負担)=65歳以下150円、65歳以上70円)身分証明になる健康保険証など持参ください。 ◆開催日=月に2回開催します。都合の良いに申込ください。 1回目=2月11日(日) 定員20人 最低参加人員10人 2回目=2月18日(日) 定員20人 最低参加人員10人 予備日=2月25日(日) 天皇誕生日の祝日(雨天中止等の代替開催日) ◆集合場所=東武スカイツリー・伊勢崎線「東向島駅」改札口を出た広場(改札は1箇所)会の小旗が目印です。(様々な利用方法があるので必ず「路線情報」で確認のこと) ◆集合時間=午前10時15分(出発は20分)時間厳守!厳守!!厳守!!! ◆解散=午後4時頃 JR亀戸駅(解散) ◆(注意)ランチ=寒さが続き室外でのランチは危険です。また最終下見の結果、スカイツリー周辺は大変混雑し、20人以上の団体はランチが大変なようです。そこで、居酒屋「庄屋」でランチすることになりました。 ◆最終情報=各開催日前日の土曜日午後6時30分に会のHPに掲載します。散歩会の開催や雨天中止に関する情報です。参加者は必ず確認願います。 ◆その他諸注意 《散歩の順路》 東武スカイツリー・伊勢崎線「東向島駅(旧玉の井駅)」→玉の井いろは通り→向島百花園T(寒梅鑑賞)→法泉寺(葛西氏ゆかり)→白鬚神社(慈恵大師ゆかり)→墨堤→子育地蔵→地蔵通り(利根川の流路跡)→幸田露伴旧居跡T→鳩の街通り(戦後の赤線地帯、利根川の流路跡)→吉川英治旧居跡→藤の木公園T→高木神社(おむすび神社)→船木稲荷(身代り銀杏)→圓通寺→東京スカイツリー(ランチ+休憩)浅草通り→春慶寺(四世鶴屋南北ゆかり)→普賢堂→法性寺(葛飾北斎ゆかり)→柳島橋(旧利根川が流れ落ちた海岸線)→横十間川→龍眼寺(萩寺)→亀戸天神T→光明寺→普門院→香取神社T→吾妻神社(弟橘姫・吾妻橋ゆかり)→亀戸梅屋敷→JR亀戸駅(解散) |