第109回 大江戸散歩の会 令和5年10月開催

潮風と古刹と金沢八景の歴史道

金沢文庫~旧伊藤博文金沢別邸~野島公園~金沢八景」

《散歩道のご案内》

横浜市金沢区は鎌倉時代には北条氏の荘園で、鎌倉市十二所と現在の金沢区六浦町が「朝比奈切通し」で結ばれていてその途中に位置していました。当時の六浦は鎌倉幕府隣接の港町で、東京湾側における物流の要所でした。それだけではなく、三浦半島に勢力を持つ三浦氏、そして房総の千葉氏を制圧するための軍事的な拠点でもあったのです。「朝比奈切通」はその重要性から、1241年に時の鎌倉幕府執権、北条泰時によって再整備されました。
 金沢北条氏一門の菩提寺である古刹「称名寺」は、真言律宗別格本山の寺院。裏山にある「称名寺市民の森」は、急坂のハイキングコースになっています。境内のトンネルは、鎌倉時代に造られた日本最古の図書館である金沢文庫(博物館)につながっています。
 金沢歴史の道沿いには源頼朝が創建した「龍華寺」があります。このお寺には、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した歌人で、『徒然草』の作者として知られる兼好法師(吉田兼好)が庵を結んだと言われています。
 「金沢文庫」から一駅先の「金沢八景」駅は、江戸後期の浮世絵師である歌川広重による『金沢八景』という名所絵に描かれるほどの景勝美がその名の由来。駅前の商店街を抜けて国道16号線を渡ると、その先にはヨットやクルーザーが停泊されている平潟湾があり、リゾート地のような風景が広がります。明治時代、この辺りは別荘地で多くの政治家や文化人が別荘を構えていました。野島には初代総理大臣、伊藤博文の別荘があり、現在でも野島公園内に復元され文化財として保存されています。
今回の散歩は東京の「過密」から開放され静かな佇まいを見せる横浜市の「金沢歴史の道」を歩きます。

《散歩道の順路》T=トイレ有りです

京浜急行金沢文庫駅→金沢文庫T(入館見学)→称名寺T(市民の森遊歩道、北条貞顕墓所、金堂、反り橋、仁王門、赤門)→赤門通→薬王院→海の公園T(ランチ・休憩)→金沢八幡神社→町屋神社→天然寺→安立寺→龍華寺→洲崎神社→帰帆橋→野島橋→旧伊藤博文金沢別邸T→野島公園展望台T→鎮守稲荷神社→これより金沢八景【夕照橋→平潟湾プロムナード→平潟橋→八景橋→琵琶島神社→瀬戸神社】→京浜急行「金沢八景駅」解散

《開催日・集合場所など》

◆開催日  同じコースを3回開催します。選択して申し込みください。

1回目 10月 8日(日) 定員18人 最低参加人員10人終了

2回目 10月15日(日) 定員18人 最低参加人員10人雨天中止

3回目 10月22日(日) 定員18人 最低参加人員10人あと3名追加募集中

*開催予定の日曜日が雨天中止の場合は前日の土曜日(開催可能な天候が条件)を代替開催日とします。代替開催を実施する場合は管理人が参加申し込み者にメール又は電話でお知らせし、8人以上参加可能者があれば実施します。

◆集合場所など

1集合場所=京浜急行「金沢文庫駅」東口改札口を出たところ。*西口と間違えないように。

*金沢文庫駅=京浜急行「品川駅1番線」で京急本線「三崎口駅行」に乗車→京急本線「金沢文庫」着、品川駅から乗換なしで8駅目、所要時間約42分、運賃492円(IC)です。

2集合時間=10時15分(10時20分出発) 時間厳守。

3参加費=1,900円(ガイド・資料代)

 *「金沢文庫」は施設の見学に変更しました。(10月の企画が発表され「廃墟」という馴染  みのない展示及び時間の都合もあり、金沢文庫の施設見学のみとします。入館料は無し。)
 *時間の都合で「金沢シーサイドライン」に乗車する場合「野島公園駅~金沢八景駅」=234  円は自己負担です。参加者の疲れ具合で決定します

4解散=16時頃、京浜急行「金沢八景駅」解散

5ランチ=「海の公園」で八景島を眺めながら、参加者持参の手弁当を分散(密にならないよう注意)で食します。*必ずビニールシートなど用意してください。

6最終連絡=開催又は中止の連絡を各開催日前日の19時に会のHPに掲載します。

7緊急連絡=080-9712-1337

◆注意事項
⑤参加費1,900円は予めご用意下さい、集合時に集めます。お釣りはありません(コロナ対策です)
⑥傷害保険・イベント保険には加入していません。事故・怪我対応は個人責任になります。各自の判断で適切なイベント保険等に保険に加入することをお勧めめします。

★参加申し込みはTOP頁に戻って、参加申し込み方法を参照して、メール・携帯電話で管理人まで申し込み下さい。TOPに戻る


 
金沢北条氏一門の菩提寺「真言律宗金沢山(きんたくさん)称名寺」

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